海外のリートへの投資は、日本国内のリートに比べてさらなる多様性や成長の機会を提供します。
海外リートは、異なる国や地域の不動産市場に投資することができるため、地政学的リスクの分散や市場のサイクルの違いを活用することができます。そのため、日本国内の不動産市場に依存せず、グローバルなポートフォリオの構築が可能です。
また、海外リートは高い収益性を提供する可能性があります。成熟市場だけでなく、新興市場や成長著しい地域への投資も含まれるため、リターンの期待値が高まります。例えば、アジア太平洋地域や欧州の新興市場など、成長余地のある地域では、将来的な資産価値の上昇が期待されます。
さらに、海外リートは通貨のリスクヘッジとしての機能も果たします。日本円に対する外貨建ての投資を行うことで、円高や円安の影響を受けにくくなります。これにより、投資ポートフォリオ全体のリスクをバランスさせることができます。
ただし、海外リートへの投資には異なるリスクも存在します。外国為替リスクや政治リスク、文化的・言語的な違いによる理解の困難さなどが挙げられます。しかし、これらのリスクは投資家が適切なリサーチとリスク管理手法を用いて対処することが可能です。
リートは不動産債権だから、海外の個別株に比べてリスクも高くありません。
貯金よりお勧め
あなたが既に不動産収入を得ている場合や、物件を購入のために給料から貯金をしているかもしれません。
しかし不動産投資のため次の物件を購入できる目標金額になるまで、数か月から数年の時間がかかることがあると思います。
その間に貯金をするよりも、少しでも不動産に投資をして物件を購入までの時間を短くしましょう。
リートは売買益を目的にするのではなく、長期の保有でインカムゲインを狙う人にお勧めです。
- 少額で投資できる。
- NISAが使える
- 年4回の配当がもらえる。
アメリカのリート
アメリカのリートは今年がお勧め
海外のリートは各証券会社が扱っていますが、どこも日本のリートより数は少ないです。
特にアメリカのリートが数が多いです。
海外のリートは年間配当は日本と同じ4%前後ですが、日本のリートに比べて値動きが大きいです。
2024年、アメリカのダウは好調ですが、長期の高金利で推移されていますので、不動産市場はセオリー通り買いやすい市場となっています。
2021年・2022年とアメリカで利上げ行われて、アメリカのリートは値落ちしています。
2024年から徐々に利下げが行われていると言われています。
アメリカの金利政策も効いているため、インフレも徐々に落ち着いてきています。
アメリカ消費者物価指数=高いとインフレ
日本の金利は低金利で推移していますので、リートはインフレや各リートの内容を精査しなければなりません。
アメリカのリートは金利政策の影響を受けているため比較的分かりやすくチャートしています。
中国・シンガポールのリートもあり
中国市場のリート
- 中国の不動産市場は2019年を境に低迷しています。
- 大体他の中国リートも同じようなチャートです。
- 数も多くなくニーサが使えるリートも少ないです。
シンガポールのリート市場
- シンガポールのリートは比較的歴史が新しいです。
- NISAが使えるものもある。
- 中国と同様リート数は少ない。
- 価格がかなり安いので、利回りは5%と高いものが多い。
海外リートの買い方
まずは好きな証券会社を選びましょう。
海外の取引口座は別途開設する必要あることが多いので、まずは証券会社で口座を開設します。
証券会社で口座を開設できたら、特に条件もなく任意で海外口座も開設できます。
こちらはSBI証券の画面です。
海外取引口座でREITを入力すれば、リストがでます。
まとめ
海外の個別株は日本の株より値動きが激しいシビアですが、債権においては比較的値動きが安定しています。
リートは実物の不動産の不動産収入を配当していますので、配当利回りも安定しています。
海外の不動産で稼いだお金を日本の不動産投資に充てて、好循環を生み出しましょう。
詳しいリートを知りたい人はこちら
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